スローフード=作り出す人そのもの:「コミュニティ」が世界的な動きに新たな活力をもたらします

2018/08/28


スローフードが30年以上前に創立されて以来、世界は著しく変化し、スローフード協会も同様に変化し続けました。

 

成都宣言に集約した共通のビジョンを、何千人もが共有するグローバルな動きへと大きく変わったのです。
 

今日、この動きは大変な努力を要する、緊急で複雑な課題に直面しています。

メンバーはスローフードの哲学を具体的な行動、キャンペーン、活動、プロジェクトに活かす一方で、現在の国際的な現実に対応し、世界各地への影響力を増大し、複雑な世界に順応することが可能な組織を養成する、新たなアイデアを生み出そうとしています。

なぜ変化が必要なのか?

 

シンプルかつより合理的な、新しい団結の仕方が必要とされています。

スローフードが組織として孤立状態するような状況、周囲と交われない状況に置かれた状況で、食糧システムを変えることなどできません。様々な道を統合し、遠くから、近くからの声に耳を傾けることが不可欠です。スローフードコミュニティはその答のひとつです。
 

この動きには、必要な目的を共有する大勢の人に目を向け、様々な人が参加できる強みと能力が必須となります。

例として、廃棄問題をなくそうと努めること、格差を克服すること、生物の多様性を保護すること、気候変動と闘うこと、などが挙げられます。

他の団体や個人や自治体、地方のコミュニティ、都市の動きとより密接に協力し、「スローフードの哲学」を理解して伝えるそれぞれの個を惹きつけ、ネットワークを構成しなければなりません。そして、無形の文化や伝統的な知恵を、学術的な知識と同レベルの権威にまで一般化していかなければなりません。


スローフードコミュニティへの道


このプロセスは2004年に第1回が開催されたテッラ・マードレから始まりました。その当時から2017年中国・成都での国際会議までの間、スローフードは「包括性」、「参加方法」、「共有」という価値に導かれる、特殊な道をたどりました。莫大な量のストーリーや価値、知識やスキルが混ざり合うスローフード運動の特色から、「コミュニティ」の概念を編み出すまでの道のりはとても複雑なものでした。

スローフードでは、地域レベル、国レベル、そして国際的レベルでも常に同じミッション「最後の1人まですべての人がおいしく、きれいで、ただしい食を得る」をスローガンに発展させてきました。国際協議会の仕事のおかげで、スローフードコミュニティは登場し、組織のコンセプトはこの動きの歴史に深く根ざしました。またテッラ・マードレのネットワークが功を奏し現在は公式に「コミュニティ」の形ができました。

 

スローフードコミュニティとは?その始まりは?
 

スローフードのビジョンを共有し、ローカルレベルで活動するグループを作り、コミュニティが宣言を創設して始まりました。

宣言には下記の内容が含まれています。
● スローフードの理想と成都宣言の原則の順守
● コミュニティが定めたコミットメントと目的
● 目的実現のために計画した活動、イニシアチブ、プロジェクト
● 国際的ネットワーク戦略プロジェクト(プレシディオ・味の箱船・フードガーデン・シェフズアライアンス・その他キャンペーン)をサポートするためにコミュニティが作り出す貢献


スローフードコミュニティ宣言の創立
 

宣言は3つのパートに分けました。1つ目は最も重要で、スローフードの理想と価値への順守について概要を記し、知識、関係性、包括的な視点、精神的な安定と民主化に基づき、組織を代表し、促進する人々をまとめる方法としてコミュニティの重要性を再び主張しています。2つ目は、コミュニティの組織的モデルについて記載しています。例えばオープンで包括的なコミュニティである必要性、別のコミュニティを形成する試みの禁止といった、すべてのコミュニティに向けた共通の参照ポイントおよびロゴの使用やその他必要なポイントをまとめています。3つ目のパートは、個別のコミュニティとそのコミットメントの目的を明確に定義しています。国際的な動きへのサポートを約束することは、組織の歴史において常に重要な要素となっています。つまり、第一にスローフードは世界共通の原因に寄与するための、人々が属する世界的な動きなのです。様々な方法で表明することができるこの活動も、世界中のすべての人たちと共有するルールに従った宣言、参加方法が必要となります。

 

未来を見つめる
 

この宣言はスローフードの未来です。道筋は定まりました。次回の国際会議の年となる2020年はこの新しいモデルの状況を評価し、強みと弱みを特定し、この動きに変革をもたらすために必要な変更を作り出す機会となります。スローフードコミュニティは、国際的なネットワークの唯一の参照ポイントでまありません。すでに存在している組織の形(コンビビア、プレシディオなど)はこの動きの命とも言える重要な役割を果たし、スローフードの国際的ネットワークを代表する特別な組み合わせのピースとして活動し続けます。
 

詳細
詳細はFAQページをご覧ください。
スローフードコミュニティ立ち上げ後の状況について読む

 

 

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